🎨 カラーコンバーター
HEX、RGB、HSL、HSV、OKLAB、OKLCHなど、様々な色空間を簡単に相互変換できるツールです。 デザインからコードまで、色の管理を効率化します。
📤この記事をシェア
この記事が役に立ったら、ぜひ他の人にも共有してください!
📚 カラーコンバーターの完全ガイド
カラーコンバーターとは
カラーコンバーターは、異なる色空間(カラースペース)間で色の値を変換するツールです。デザイン作業やウェブ開発において、同じ色を異なる形式で表現する必要がある場面で重宝します。
こんな時に便利
- デザインツールからコードへ色を移植したい
- CSS の記述形式を変更したい
- 色の知覚的な特性を詳しく知りたい
- 異なるプラットフォーム間で色を共有したい
対応している色空間
このツールでは、以下の色空間に対応しています:
基本的な色空間
HEX(16進数)
ウェブ開発で最も一般的な色表現形式。#RRGGBB の形式で表現されます。
RGB
赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の光の三原色で色を表現する方式。
HSL
色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Lightness)で色を表現する方式。
HSV
色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)で色を表現する方式。
高度な色空間
OKLAB
知覚的に均一な色空間。人間の視覚特性により忠実な色表現が可能。
OKLCH
OKLABの円筒座標系表現。明度、彩度、色相の調整が直感的。
使い方
色の選択
カラーピッカーをクリックして色を選択するか、HEXカラーコードを直接入力してください。RGB値の個別入力も可能です。
変換結果の確認
選択した色が自動的にすべての色空間に変換されます。基本的な色空間と高度な色空間をタブで切り替えて確認できます。
値のコピー
必要な形式の「コピー」ボタンをクリックして、クリップボードに値をコピーしてください。
各色空間の特徴と用途
HEX(16進数)
color: #3b82f6;
background-color: #ff6b6b;
特徴:
- ウェブ開発で最も広く使用される
- 6桁(または3桁)の16進数で表現
- CSSで直接使用可能
用途:
- ウェブサイトのスタイリング
- HTMLやCSSでの色指定
- デザインツールでの色管理
RGB
color: rgb(59, 130, 246);
background-color: rgba(255, 107, 107, 0.8);
特徴:
- 光の三原色(赤、緑、青)を0〜255の数値で表現
- RGBAでは透明度(アルファチャンネル)も指定可能
- 直感的で理解しやすい
用途:
- プログラムでの動的な色生成
- 画像処理
- ディスプレイでの色表現
HSL
color: hsl(217, 91%, 60%);
background-color: hsla(0, 100%, 82%, 0.8);
特徴:
- 色相(0〜360°)、彩度(0〜100%)、明度(0〜100%)で表現
- 人間の色の認識により近い表現方法
- 色の調整が直感的
用途:
- デザインでの色の微調整
- 類似色やコンプリメンタリーカラーの生成
- カラーパレットの作成
HSV
特徴:
- HSLと似ているが、明度の代わりに「Value(明度)」を使用
- デザインソフトウェアでよく使用される
- 彩度と明度の関係がHSLと異なる
用途:
- Adobe Photoshop等のデザインツール
- 印刷物のカラーマネジメント
- アート制作での色選択
HSLとHSVの違い
HSLは純粋な色(彩度100%)が明度50%の位置にありますが、HSVでは明度100%の位置にあります。そのため、同じ色でも数値が異なって表示されます。
OKLAB
color: oklab(0.7 -0.1 0.1);
特徴:
- 人間の視覚により忠実な知覚的均一色空間
- 色の差を正確に計算できる
- 現代のCSS仕様で対応が進んでいる
用途:
- 高品質な色のグラデーション
- アクセシビリティを考慮した色選択
- 色の類似性の正確な計算
OKLCH
color: oklch(0.7 0.15 180);
特徴:
- OKLABの円筒座標系表現
- 明度、彩度、色相の独立した調整が可能
- 直感的な色の操作が可能
用途:
- デザインシステムでの体系的な色管理
- 一貫性のあるカラーパレット作成
- アクセシブルな色の組み合わせ生成
実践的な活用例
デザインからコードへの変換
デザインツールで作成した色をウェブサイトに実装する際の流れ:
デザインツールで色選択
FigmaやSketchで#3b82f6の色を選択
カラーコンバーターで変換
HEXコードを入力して、CSSで使いやすい形式に変換
CSSで実装
rgb(59, 130, 246)やhsl(217, 91%, 60%)として実装
ブランドカラーの統一管理
ブランドのメインカラーを決定
/* プライマリカラー */
--primary: #3b82f6;
--primary-rgb: 59, 130, 246;
--primary-hsl: 217, 91%, 60%;
アクセシビリティへの配慮
色の選択時は、アクセシビリティも重要な要素です:
OKLABやOKLCH色空間を使用することで、視覚的な差を正確に計算できます。また、明度(Lightness)の値に大きな差をつけることで、色覚の違いに関係なく識別しやすくなります。
はい。WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)では、テキストと背景のコントラスト比が4.5:1以上(大きなテキストでは3:1以上)を推奨しています。明度の差を大きくとることでコントラスト比を向上させられます。
まとめ
カラーコンバーターツールを活用することで:
- 効率的な色管理: 異なる形式間での色変換が瞬時に行える
- 一貫性の確保: 同じ色を様々な場面で正確に再現できる
- アクセシビリティ向上: 知覚的に正確な色空間を活用できる
- 開発効率化: デザインからコードへのスムーズな移行が可能
プロからのアドバイス
現代のウェブ開発では、OKLCHやOKLAB色空間の採用が増えています。将来性を考慮して、これらの新しい色空間にも慣れ親しんでおくことをお勧めします。
各色空間の特性を理解して、プロジェクトの要件に最適な形式を選択してください。このツールが、あなたのクリエイティブワークをより効率的で正確なものにする手助けとなることを願っています。
💭この記事はいかがでしたか?
あなたの感想やご意見をお聞かせください。今後のコンテンツ改善の参考にさせていただきます。